公益財団法人JAC環境動物保護財団 2024年度助成事業
オホーツク地方におけるタンチョウの繁殖状況の把握と越冬地分散候補地としてのポテンシャルの検討 その2
5月下旬からドローン(UAV:Unmanned aerial vehicle)を使用して繁殖状況の調査を行いました。軽飛行機と比較するとドローンで広域的な調査は難しいですが、4月下旬の調査で営巣地は分かっていたので、その周辺に絞って調査を行うことが可能でした。ただ、もう少し早い時期から調査を行いたかったのですが、天気や風の状況により延期せざるをえませんでした。
ドローンで撮影した巣 転卵時に巣上に2卵を確認(2024年6月上旬)
ドローンで撮影した離巣後の巣(2024年6月上旬)
ドローンで撮影したヒナ2羽連れの家族(2024年6月上旬)
ドローンで撮影したヒナ1羽連れの家族(2024年7月中旬)
ドローンで撮影した亜成鳥2羽(2024年6月上旬)
ドローンを使用した調査で、オホーツク地方におけるおおよその繫殖成否を明らかにできそうです。また、亜成鳥も確認されていますので、来年以降に新たな繁殖番いが現れることも期待されます。